世界中で一番名の知られたカマンベール。日本でもこの名前の付いたチーズはいくつも生産されている。しかし伝統的な製法で産地や原料となる牛乳を厳しく定めた「AOC(原産地呼称統制)」にのっとって作られる本物のカマンベールは「カマンベール・ド・ノルマンディー」という名前がついている。
カマンベールが誕生したのは1790年のフランス革命時だと言われている。イギリスに逃亡を企てた修道僧が逃亡途中にノルマンディーの農家に身を隠し、その頃にパリ近郊で作られていた「ブリー」というチーズの作り方を伝授し、それ以降カマンベール村で作られるようになったとか。
AOCの規定では生乳(無殺菌乳)の使用を義務づけているので、単なるカマンベールに比べると風味が強く、熟成すると相当強烈な匂いがする。(ちなみに日本では無殺菌乳でのチーズの製造は認められていない)そして熟成状況によっても食べた印象がかなり違ってくる。好みもあるが真ん中にチョーク状の芯がほとんど消える頃がコクも風味も最高だ。
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