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アマカス

アマカス
甘粕。甘酒はもと堅練りが普通であるらしい。東日本を始めとして各地でアマカスまたはアマガユ(甘粥)という名が広く行われている。青森県津軽ではアマカイ、同地方の一部と秋田県仙北郡ではアマイ、同県下にはアマカスという所もあり、岩手県ではアマユといった(東北方言集)。福島県中部ではアマカス、アマガイという。秋田県の男鹿半島のアマカスの製法は一つの例だが、米をケメシ(粥飯)に煮て甕に入れてさましてから、同じ量の麹を入れて掻き混ぜ、何かかぶせて二日ほどおいてから食べるという(男鹿寒風山麓農民日録)。水に薄めて湯にして飲むのが普通だが、長野県諏訪の古い祭りでは、これを木の葉に包んで供えたことが記録に見えている(民間伝承八ノ八)。兵庫県印南郡地方で、正月十五日の粥をいい、前日の左義長の火で焼いた餅を入れる。この粥は歳頭という神役の家で炊き、昨日世話になった人々を招く(郡誌下)。この日頭渡しがあり、道具を引き継ぐ。広島県比婆郡で、ハンゲアマガイというのは半夏甘酒のことである。山口県大島郡では甘酒をアマガユという。熊本県球磨郡神瀬村(現・球磨村)では麹に麦を混ぜて作るイチヤザケ(一夜酒)を麦のアマカイといい、氏神や観音の祭りなどに村で作った。神をまつる酒という(山村手帖)。同郡五木村ではアマガイを盆の十三日に作り、十四日の朝精霊棚の膳に供える。長崎県壱岐郡でも甘酒をアマユあるいはイチヤザケといい、祭礼には必ず作るという(壱岐島民族誌)。同県対馬あたりのアマザケは固く、噛む(食べる)時は手に持つという


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2008年05月12日 00:30に投稿されたエントリーのページです。

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