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英雄コナン

英雄コナン(えいゆうコナン、蛮人コナン、キンメリアのコナンとも)は、1932年からロバート・E・ハワード(一部作品はディ=キャンプ、ビョルン・ニューベリイらの補作)により著されたヒロイック・ファンタジーのシリーズであり、その主人公である。本シリーズは、典型的なヒロイック・ファンタジーの先駆けとなった。

アーノルド・シュワルツェネッガーの主演により、『コナン・ザ・グレート』(1982年)および『キング・オブ・デストロイヤー』(1984年)として映画化された。
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「ウィアード・テールズ」誌掲載作
(数字は掲載号)

「不死鳥の剣」 "The Phoenix on the Sword" (1932/12)
「真紅の城塞」 "The Scarlet Citadel" (1933/1)
「象の塔」 "The Tower of the Elephant" (1933/3)
「黒い怪獣」 "Black Colossus" (1933/6)
「忍びよる影」 "The Slithering Shadow" (1933/9)
「黒魔の泉」 "The Pool of the Black One" (1933/10)
「館のうちの凶漢たち」 "Rogues in the House" (1934/1)
「月下の影」 "Shadows in the Moonlight" (1934/4)
「黒い海岸の女王」 "Queen of the Black Coast" (1934/5)
「鋼鉄の悪魔」 "The Devil in Iron" (1934/8)
「黒い予言者」 "The People of the Black Circle" (1934/9-11)
「魔女誕生」 "A Witch Shall be Born" (1934/12)
「古代王国の秘宝」 "Jewels of Gwahlur" (1935/3)
「黒河を越えて」 "Beyond the Black River" (1935/5-6)
「ザムボウラの影」 "Shadows in Zamboula" (1935/11)
「竜の刻」 "The Hour of the Dragon" (1935/12-1936/4)
「赤い釘」 "Red Nails" (1936/7-10)

生前未発表作
「氷神の娘」 "The Frost Giant's Daughter"
「石棺の中の神」 "The God in the Bowl"
「消え失せた女たちの谷」 "The Vale of Lost Women"
「黒い異邦人」 "The Black Stranger"

未完作品
「闇のなかの怪」 "The Snout in the Dark" (断片)
「トムバルクの太鼓」 "Drums of Tombalku" (断片)
「死の広間」 "The Hall of the Dead" (梗概)
「ネルガルの手」 "The Hand of Nergal" (断片)

邦訳

早川書房版(ノーム・プレス版)
団精二・鏡明・佐藤正明訳、武部本一郎画

NO. - 邦題 - 原題 - 原著刊行年 - ISBN-No. - 日本版刊行年月日

「征服王コナン」(Conan the Conqueror , 1950) ISBN 4-150-10002-0 (1970.8.31)
「風雲児コナン」(The Sword of Conan , 1952) ISBN 4-150-10010-1 (1970.11.30)
「冒険者コナン」(The Coming of Conan , 1953) ISBN 4-150-10014-4 (1971.1.31)
「不死鳥コナン」(King Conan , 1953) ISBN 4-150-10024-1 (1971.4.30)
「狂戦士コナン」(Conan the Barbarian , 1954) ISBN 4-150-10030-6 (1971.6.30)
「大帝王コナン」(King Conan , 1953) ISBN 4-150-10060-8 (1972.6.30)
「復讐鬼コナン」(The Return of Conan , 1957) ISBN 4-150-10043-8 (1971.11.30)
「荒獅子コナン」(Tales of Conan , 1955) ISBN 4-150-10129-9 (1973.10.31)

東京創元社版(旧版)
宇野利泰訳、柳柊二画

「コナンと髑髏の都」 ISBN 4-488-51401-4
「コナンと石碑の呪い」 ISBN 4-488-51402-2
「コナンと荒鷲の道」 ISBN 4-488-51403-0
「コナンと焔の短剣」 ISBN 4-488-51404-9
「コナンと黒い予言者」 ISBN 4-488-51405-7
「コナンと毒蛇の王冠」 ISBN 4-488-51406-5
「コナンと古代王国の秘宝」 ISBN 4-488-51407-3

東京創元社版(新訂版コナン全集)
宇野利泰・中村融訳、後藤啓介画(カバー)

「黒い海岸の女王」 ISBN 4-488-51411-1
「魔女誕生」 ISBN 4-488-51412-X
「黒い予言者」 ISBN 978-4-488-51413-6
「黒河を越えて」 ISBN 978-4-488-51414-3
「真紅の城塞」 (刊行予定)
「龍の刻」 (刊行予定)

出版事情
ハワードの書いた「コナン」物語は全部で21篇で、その他、梗概にとどまるものと未完の草稿が5篇あるとされる。完成作のうち17篇はウィアード・テールズ誌に発表され、残る4篇のうち3篇は1950年代に発見されて大幅加筆のうえ発表、1960年代に発見された最後の1篇は原作のまま発表された。

「コナン」には模倣作品や加筆作品がきわめて多く、未完の草稿を完成品に仕立てたもの、コナン以外のハワード作品の主人公をコナンに変えてしまったものや、まったくの模倣作品にいたるまで、数十篇を数える。原因としては、コナンの物語が年代順に書かれていないことと、物語の間の空白期間が長いことがあり、その間を埋めようとするファン心理が模倣を産むと考えられている。

日本にコナンが紹介された1970年代、アメリカで発表されたシリーズにはノーム・プレス版とランサー・ブックス版があり、前者はハードカバー全7巻、後者はペーパーバック全12巻で、後者は表紙絵をフランク・フラゼッタが描いたこともあって爆発的な人気を呼んだ。ランサー・ブックス版はハワードの作品の空白期間を加筆作品で埋めてコナンの一代記を形成しようとする試みであるのに対し、ノーム・プレス版は5巻までをハワード作品とし、模作は6、7巻にまとめてある。

邦訳では、ハヤカワ文庫がノーム・プレス版を、創元推理文庫がランサーブックス版を底本にしている。ハヤカワ版は底本の第5巻を2分冊にした全8巻で刊行されたが、創元版は7巻までで途絶してしまった。当時、ノーム・プレス版は原作に忠実であるとされていた[1]が、死後の発表作にはディ・キャンプの加筆がかなり入っているものもあるようである[2]。

2006年になって、創元推理文庫から「新訂版コナン全集」としてハワード原作に忠実な新シリーズの刊行が開始された。

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2009年01月18日 08:50に投稿されたエントリーのページです。

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